肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。
●高齢者の肺炎球菌ワクチンの定期接種の制度では、今まで成人用肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方を対象に、1人1回、定期接種の機会を設けています。
予約方法 | 事前にお電話いただくとワクチンの在庫の確保が確実です |
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接種対象 | ■65歳以上の方(公費の場合):3000円 令和5年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方が対象です。 ■全年齢(自費の場合) ①ニューモバックスNP(5年毎に接種奨励) 8,000円(自費) ②プレベナー13 (終生免疫獲得) 10,000円(自費) |
肺炎の原因菌として最も多いのが「肺炎球菌」です。肺炎は、日本人の死因の第3位を占めています。年齢とともに免疫機能が低下した状態では、「肺炎球菌」による様々な感染症を起こしやすくなりますので、感染の予防をしていくことが重要です。
肺炎球菌ワクチンは2種類あります。ワクチンには、ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)とプレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)が代表的です。ニューモバックスNPは高齢者の方を対象とする定期接種にもなっています。
公費用の対象外の方のニューモバックスNPは、当院では8000円(自費診療・税込)にて接種できます。プレベナー13は、当院では10000円(自費診療・税込)で取り扱っております。
※ニューモバックスNPの予防効果は、時間の経過とともに低下するため、再接種が必要になります。5年以内に再接種をすると、注射部位の痛みなどが強く出ることがあることから、一度接種したら5年以上の間隔をあけることが勧められています。
!2回目のニューモバックスNPは公費対象になりません。
※プレベナー13はメモリーT細胞を活性化させるため、ワクチンの成分に対して生涯免疫が獲得の獲得ができると考えられており、追加接種は必要ありません。
※65歳以下で早めに肺炎球菌のワクチンを予防接種する際は、プレベナー13の接種を選ぶことをお勧めします。